新作イラスト、仕事9点、個展のオリジナル作品7点を更新しました。よろしかったらご覧ください。
雪やこんこん、あられやこんこん。
大雪になりましたね。
先月の末、久しぶりに都心に出て
いくつかの展示とトークショーに伺ってきました。
・海外文学装画ワークショップ「東京創元社の本を描く」6 修了展
ギャラリーダズルが主催されている展示で
講師は装丁家・藤田知子さんと、東京創元社の編集者・佐々木日向子さん。
受講者の作家さんが、課題図書の装画がブラッシュアップされて
ゆく工程を丁寧にボードで説明されていて
なるほど、なるほど、、と拝見するのが面白いです。
そして最終的に描かれた装画の説得力と、藤田さんの素晴らしい
デザインワークを感じて、こんな熱いせめぎ合いを
私もまた装画の仕事で経験したいと思いました。
壁いっぱいに課題図書の世界観を表現した飾りが施されていて
その自由な遊び心が、いいな~と思いました。
・木内達朗さんの個展「FAST TRAVEL」
福眼でした。圧巻でした。さすが木内さん。
「FAST TRAVEL」とはゲーム用語らしく、過去に行ったことのある地点に
瞬時に移動するゲーム内コマンドとのことです。
ゲームとは一見無関係な、幻想的な映画の1シーンのような油絵で
夢かデジャブ―を見ているような気持ちになりました。
年明け早々、素晴らしい個展を見れて嬉しかったです。
・「装丁右往左往」
装丁家・緒方修一さんと装丁家・宮川和夫さんのトークショー。
伺ったら知り合いが沢山いたのですが、みなさん私と同じく
楽しみにしていたのだろうな、と感じました。
お二方の装丁家になった経緯や、普段の仕事への取り組み方
イラストレーターを起用するときに考えることなどをお話されて
それぞれの装丁家としての個性を感じ、とても面白く拝聴しました。
トークショー後の飲み会にも参加できて、あっという間の時間だったのですが
途中、隣の宮川さんに、ばしゃっとウーロン茶を倒してかけてしまい
水もしたたるいい男にしてしまいました。
申し訳なかったです。。
一番心に残ったお言葉は
緒方さん「売れなかったけれど良い本だったよね、と言われたい」
宮川さん「人の話の間を読むんだよ」(他人の話を一々真に受けて質問する
私に対して。宮川さんは装画塾の時の先生です)
でした。
この日は大いにインスパイアされて、楽しい一日を過ごせました。