新作イラスト、仕事9点、個展のオリジナル作品7点を更新しました。よろしかったらご覧ください。
昨日、イラストの資料のために海を見たいと思い
辻堂海岸に行ってきました。
天気がよく暖かい一日だったので、ちょっとした小旅行のような気分が
味わえて楽しかったです。
昼頃に辻堂駅に着いて、伊勢屋という魚介が美味しいお店を見つけ
朝に獲れたばかりの生しらすの定食を食べました。
釜揚げは好きでよく食べるのですが、生は初めてで
う~ん。。。。私はやはり釜揚げの方が好きかもしれません。
透き通ったしらすの可愛いまん丸の目を見ていると
そうだこれはイワシの子供なんだと実感し
沢山の子供の亡骸を醤油やワサビをつけてほおばっている私は
金子みすずの詩じゃないけれど、なんだか悪い奴のように感じたのですが
何を今さら、と自分の偽善ぶりに笑ってしまいました。
家族連れで賑わっている辻堂海浜公園を抜けて海岸に到着すると
「わあーー!」と心の声が叫びました。
久しぶりの春の海です。
陽光が暖かい。潮の香りが柔らかい。海風が吹き抜けてくる。
顔にかかる波しぶきがくすぐったい。
波の壁に陽が透けて美しい。
そして果てしなく大きな海。寄せては返す波。
ただただ、気持ちいい。
ここ最近、新型コロナウィルスで鬱屈としていた心を
洗い流して癒してくれたのでした。
時に人の心は理屈ではなく、こんな自然の大きさや美しさに救われる
のだなと感じます。
海は怖いけれど、やはりいいですね。
波打ち際で波と戯れている子供や、波間に漂うサーファーを
ボーっと見つめながら写真を撮り始めました。
海は動きがあるので、写真に収めるのがなかなか難しかったです。
魅力的なイラストが描けるといいなあ、と思いながら
ひたすらシャッターを切っていた春の午後でした。
春の海 終日のたり のたりかな
与謝蕪村