新作イラスト、仕事9点、個展のオリジナル作品7点を更新しました。よろしかったらご覧ください。
年の瀬ですね。
寒さが一段と厳しくなってきましたが、皆さまお元気でしょうか?
今年は3月の日本図書設計家協会の万葉集の展示にはじまり
10月のWAVE展、11月の個展と、私にしては展示の多い年になりました。
一年を通して、個展に向けて制作の日々だったので
家に引きこもってイラストを描いてばかりいる生活でした。
あまり他人に会えない日々だと、メールをしたり、ギャラリーで会ったり
おしゃべりしたりするのが本当にありがたくて、嬉しかったです。
そういえば、東京オリンピックもあったのですよね。
何だか遠い昔のように感じます。。。
そして、年の最後に仕事のご報告です。
12月24日にアストラハウスより発売されました
「アウシュビヴィッツの小さな姉妹」/タチアナ&アンドラ・ブッチさん著
丹羽秀文さん訳 の装画を担当しました。
ブックデザインは藤田知子さんです。
アウシュヴィッツに収容された23万人の子供のうち
生き残ったのはわずか700人でした。その中には、4歳と6歳の
アンドラとタチアナ・ブッチの姿もありました。
イタリアのリエカ出身のブッチ姉妹は、収容所の恐怖を体験し
今ではその記憶と証言の義務を守り続けています。
この本の中には、生きた言葉、勇気、夢、
そして今でも多くの人の頭から離れない悪夢を通して
ブッチ姉妹の物語が描かれています。
ナチス・ドイツのホロコーストに限らず
世界中で似たような悲劇が起きています。
二度とこのような事が起こらないで欲しいと、ただただ願うばかりです。
こうして暖かい家でご飯が食べれて
自分のやりたい事が出来ていること。
なんとか元気に今年一年生きてこれたこと。
当たり前のことではなく幸せなんだと
このような書籍に触れてより強く思えました。
今年もお世話になりました。
稚ブログを見てくださった皆さん、どうもありがとうございました!
体調に気をつけて、良いお年をお迎えください☆