新作イラスト、仕事9点、個展のオリジナル作品7点を更新しました。よろしかったらご覧ください。
告知が遅くなりましたが11月19日から池袋にある「ギャラリー路草」で
私の所属している日本図書設計家協会主催の
東京装画賞展が開催されています。↓
http://gallery-michikusa.jp/exhibitioninfo/201119m/
この展示は課題図書の装画を競うコンペでして
私も第3回で入選しています。
今回はゲスト審査員に文藝春秋デザイン部の大久保明子さん
協会の審査員としてbookwallの松昭教さん
協会会長の小林真理さん、副会長の小島トシノブさん
実行委員長の山田博之さん
に審査していただきました。
19日は授賞式もあったので、私も司会を務めさせていただきました。
この口下手な私が司会。。。!
緊張しました~~汗
とりあえず無事に終わってよかったです。
コロナ禍ということもあり、欠席される受賞者の方もいらっしゃいましたが
思っていたよりお集まりいただき嬉しかったです。
このコンペでは、既視感のないイラストとかではなく
仕事として実践的に通用する装画であることが重視されるところが
特徴だと思います。(他のコンペでは既視感のないイラストは重視されます)
第4回の金賞受賞者の合田里美さん、今回金賞を受賞したカワタアキナさんは
現在、装画のお仕事で活躍されています。
とあるギャラリーで合田さんとお話する機会があったのですが
「皆さんに東京装画賞の合田さんだね、とよく言われるんですよ。」
とおっしゃっていました。
そういうお話を聞くと、頑張ってコンペティションと展示のお手伝いをして
良かったな!と思います。
もう一つ、東京装画賞展には「ホール・オブ・フェイム」(名誉の殿堂)
という賞がありまして、装画と装丁どちらにも功績のあったクリエイターの
方が受賞されています。
今回は司修さんでした。
会長・小林真理さんの必死の交渉の末、会期間近に
版画、装丁本やポスターをお借りすることができ、受賞展に花を添えました。
私はこの「ホール・オブ・フェイム」を東京装画賞受賞展の
中で展示することにとても意義を感じていて
装丁や装画の歴史を作ってきた巨匠と、これからの装画を担ってゆく
若い作家さん達の作品を一堂に見ていただく事で
日本の装丁という世界の奥行を感じていただけるのではないか?
と思っています。
そして、私の師匠でもある装丁家・坂川栄治さんの追悼展も同じ会場で
開催されています。
坂川さんは第3回~5回の審査員を務めていただきました。
こちらも見応えのある展示となっております。
坂川さんのお写真がとてもいい笑顔で、お亡くなりになったのがいまだに
信じられない気持ちです。
第4回の審査中にふざけて二の腕をつねられた
(坂川さんは、女性の二の腕をつねるのが好きでした。。)のが
懐かしく思い出されます。
そんなこんなで、想いの詰まった東京装画賞展が今年も開催されています。
この様なコロナ禍の状況ではありますが
ご無理のない範囲でお立ち寄りいただけましたら幸いです。
よろしくお願いいたします。