新作イラスト、仕事9点、個展のオリジナル作品7点を更新しました。よろしかったらご覧ください。
ふぅ、気がついたら11月も下旬ですね。
もういくつ寝るとお正月です。
11月は何かと人と会う機会が多く、バタバタとしています。
先日、所属している日本図書設計家協会の見学会が長野であり
亜細亜印刷さんという印刷会社と
渋谷文泉閣さんという製本会社を見学してきました。
特に製本会社の工場ラインは初めて拝見したので、とても面白かったです。
いつも馴染んでいる本が、実際にどうやってできるのか?
私のような本に携わる仕事をしている人間はもとより、多くのみなさんに
一度見ていただけたら、きっといつも読んでいる本も
違って見えてくるのでは?と思いました。
どんな製品でもそうですが、5年という年月をかけて
独自の機械を開発して、商品を作り出す涙ぐましい工夫と努力は
書店に売られている本を見てもあまり感じられないことです。
工場を見学して、改めて一冊の本に込められた思いや汗に
気付かせてもらえました。
長野県松代の山々が色づいて美しく、温泉、美味しいお蕎麦も楽しめたので
ちょっとした旅行気分も味わえました~。
それはさておき
11月20日に中央公論新社から発売された
森久美子さんの小説「古民家再生物語」の挿絵を担当しました。
「ジャパトラ」という雑誌の森久美子さんの連載小説「木は生きている」
で掲載された挿絵をモノクロで使っていただきました。
北海道、茨木、静岡、愛媛、福岡ほか
全国各地の住宅建築の現場で奮闘を続ける九人が、古い民家に未来を見出すまで
生まれ育った場所、修行時代、波乱と曲折の半生
それぞれの歩んで来た道をたどる実話にもとづく物語です。
木材は100年、200年とかけてその強度を増してゆくそうです。
築50年で使い捨てられるスクラップ&ビルドの日本の住宅とはまた違った視点
から、今、古民家が見直されています。そんな古民家の良さや
その再生に奮闘する現場の方々の姿は、温かく清々しいものを感じます。
全国の書店、アマゾンなどで絶賛発売中です。
よろしくお願いいたします!